激戦制し3年ぶり14度目の代表 春季十勝支部予選

16日、帯広の森野球場で第60回記念春季北海道高等学校野球大会の十勝支部予選は代表決定戦を行い、白樺学園が粘る帯広農業を1点差で下し2大会ぶりの優勝を決めた。18日リモートで抽選が行われる道大会は24日から札幌市円山球場で開かれる予定。(荘司)

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帯広農業 000 002 003  5
白樺学園 200 000 40X  6

投手ー捕手:原田、葛西(7回)ー鈴木

本塁打:鈴木(7回、3点本塁打)
三塁打:宍倉(1回、1点適時打、先制打)
勝ち越し打:葛西(7回、右前打)

得点
◇1回裏(得点0−0)
1死殻伊藤の右前打、宍倉の右翼線への三塁打で先制した。(1−0)
さらに菊地の内野ゴロの間に宍倉が生還した。(2−0)

◇7回(得点2−2)
田中の右前打、大宮の犠打、村井の右前打で1死一、三塁からこの回から登板していた葛西の右前適時打で勝ち越した。(3−2) さらに1死一、二塁で、次打者鈴木の放った打球は左翼席への3点本塁打となった。(6−2)

◇試合について 

白樺学園は初回に主将宍倉の三塁打等で2点先制に成功した。しかし2回〜5回までは相手投手に三者凡退に抑えられるなど苦戦。6回には同点に追いつかれた。しかし7回にリリーフ登板していた葛西がタイムリーし、鈴木の自身公式戦初となる本塁打(スリーラン)が飛び出し、4点差に突き放した。しかし9回には2四球とヒット、二塁打で3点を失う猛追にあった。相手チームは1回と8回を除く全ての回で安打し、ランナーを得点圏に置いたときの好打が光り詰め寄られたが、先発の原田、葛西のリレーを含め、チーム全員の力で僅差で勝利した。

 

宍倉主将:「3年生はできる試合も残り少ない。みんなでつかみとった代表なので、道大会が実施されれば大切に試合をしたいです。」

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初回先制となる三塁打を放つ

 

鈴木選手:「本塁打は練習試合では打ったことがあるが、公式戦では初めてでうれしい。フェンスオーバーになるとは思わなかったが、大切な場面で打てて良かった。」

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公式戦初の本塁打で勝利を引き寄せた。

甲子園でプレーできる夢を実現しよう!

大会が無事行われたこと感謝ですね。3年生最後の年、健康に留意して、学校生活と部活動との両立頑張りましょう。先輩たちといった甲子園だが、プレーしていない人がほとんど。備えのある人のところにきっとチャンスは来ます。非常事態宣言下で不安もあると思いますが、がんばれ、白樺学園野球部。

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生徒の皆さんも昨年全校応援がなかったため、3年生以外は全校応援の一体感を知る人はいないのですが、陰ながらでも頑張る人を応援する気持ちをぜひ忘れないでください。

そして応援の保護者のみなさま、関係者のみなさま、応援くださった皆様ありがとうございました。今後ともあたたかい応援よろしくお願いいたします。