放課後講習会スタート 53名が登録 「全力教室」の担当者と生徒の声

21日、進路指導部主催の放課後講習会のオリエンテーションが行われました。登録総数は53名で、部活時間との重複の関係で進学・教養コースの生徒が大多数だが体育コースの生徒も個別対策などに登録、早くから対策をたてている。講座は高1コース、高2コース、高3進学コース、高3就職コース、個別対策コースの5つのコースで展開する。1年生は数学と英語、3年生就職コースは入社試験に出やすい分野として国語、社会、数学を、2年生、3年生進学コースと個別対策コースは英数国を学ぶ。講座代金はテキスト代金のみ。すでに申込を締め切っていますが、希望者は進路指導部まで相談して欲しい。続きに中心担当者の春木先生、英語を担当される福井先生、そして受講者の声を掲載いたしますのでぜひお読み下さい。

P1030208.JPG

<続く>

「全力教室」~理想の進路を掴むために~講習会担当 進路指導部 春木

 塾講師時代から含め約7年間、様々な受験生を間近で見てきて感じることがあります。それは、受験で第一志望に合格していく生徒には共通点があるということです。その共通点とは、合格していく生徒は素直に物事を吸収できる生徒であるという点です。私は生徒が理想の進路を実現するために、日々合格に必要な勉強法を考案し指導していますが、教員の指導に耳を傾けず自分流を貫き失敗していく生徒を腐るほど見てきました。よほどの天才でないかぎり、自己流で勉強する生徒の大半は失敗します。逆に、多少腑に落ちない部分があっても、自分のために考えて指導してくれているのだと素直に受け止め、吸収できる生徒が3月に笑うのです。この点に関しては、オリエンテーションにおいても生徒に強くお話させて頂きました。とにかく放課後講習会の先生を信じてついてきて欲しいです。指導教員、受講生徒が目標へ向かって全力で努力する空間、「全力教室」を一緒に創っていきましょう。

 

<受講生徒の声> 

「私は将来看護師になりたいと思っています。そのために1年生のうちから放課後講習会で勉強をして、良い成績をとり進学できるように頑張ります。」

市來 彩乃(1B)【高1コース】

 

「英語に特に苦手意識があるので、今年中に英検準2級に合格することを目標に頑張りたいと思います。また自分の目標としている大学に合格するために講習会で力をつけていきたいと思います。」

       冨田 理美(2A)【高2コース】

 

「私の目標は釧路公立大学に合格することです。釧路公立大学では数学と英語を重視しているため、一回一回の講習を大切にして頑張っていきたいです。」

       伊東 勇弥(3A)【高3進学コース】

 

「私は将来柳月で働きたいと考えています。そのために放課後講習会でしっかり勉強していこうと考えています。」

       金平 杏華(3B)【高3就職コース】

 

「志望校合格に向けて2年生のうちから基礎固めをし、1年後合格できるように頑張っていきたいです。部活も忙しいですが、勉強する時間を確保し、文武両道を目指します。」

      八重原 史貴(2C)【個別対策コース】

P1030210.JPG

<担当教員の声> 英語担当 英語科教諭 福井貴弘

世間では「英語が2週間で話せる」とか「1か月で英語耳を手に入れる」とかテレビCMやインターネットの宣伝広告が蔓延しています。一部のその宣伝文句に感化された人々がそのような教材を購入し、学習しますが、確実に2週間や1か月で母語のように英語を使いこなせるようになる人間は存在しません。そんな宣伝文句はすべて幻想だと考えていただいて構いません。それほど英語の習得には時間と労力が必要です。日本人が支障なく英語でコミュニケーションを取るために英語を聞き取るにはリスニングの学習を1000時間以上する必要があると言われています。1日1時間のリスニング学習を行ったとしてもおよそ3年はかかる計算です。言語の習得は汗水流して辛い思いをしなければ習得できません。その辛く長い道のりを、脱線しないで乗り越えられるように支えていき、生徒に最短の英語習得ルートを導き出すのが英語教員・放課後講習の英語担当者の使命なのです。

昨年の講習参加者は、放課後講習は週に2回、夏期休業中の夏期講習・冬期休業中の冬期講習にほぼ毎日参加しました。時間をかけて、基礎からしっかりと勉強してもらいました。結果として、中1レベルの英語をできるかできないかの生徒も、現在では準2級レベルの問題集に取り組むほどのレベルまで上がっています。生徒の学習意識を保つために、ユニークな英単語カードを使用したり、オリジナルの文法書を使用しています。また、基礎に重点を置き、繰り返し学習することで、発展的な内容を自ら求められるように指導しています。

今年度は昨年度以上に放課後講習に取り組もうという生徒がいます。生徒と共に忍耐強く放課後講習を行い、生徒の目標を達成する手助けができたらと思っています。