134名が卒業 第62回卒業証書授与式 〜累計卒業生数1万人を突破

答辞

厳しい冬の風に吹かれる中にも春の訪れを感じる季節となりました。
本日は、私達卒業生のために卒業証書授与式を挙行していただきありがとうございます。卒業生を代表して心からお礼申し上げます。

三年前の四月、私達は真新しい制服に身を包み白樺学園の校舎に足を踏み入れました。最初は、部活動はうまくやっていけるのか、勉強にはついていけるのか、そして友達はできるのかとこれから始まる生活に、期待と不安を抱いていました。
六月には白樺祭へ向けた活動が始まりました。文化祭の準備はやることが多く、その中でクラスの仲間と衝突することもありましたが、その分仲間のことを多く知ることができ、次第に距離も縮まっていきました。文化祭当日には準備の成果を出すことができ、合唱、模擬店、ステージ発表など楽しむことができました。体育祭ではすべてのクラスが全力を出し合いとても感動したのを覚えています。
これからもこの楽しい学校生活が続くと思っていましたが、一月に新型コロナウイルスが猛威を振るったことにより生活は一変してしまいました。
二年生になっても感染拡大防止のため臨時休校が決まったり、体育祭が延期になったりと行事が次々と延期や中止となってしまいました。高校生活一番の行事である修学旅行も中止になってしまうと思いましたが、先生方をはじめ周りの方々のおかげで予定通り十月に行くことができました。他の学校が中止や延期をする中で行くことができたのは大変意義のあることだと感じました。大阪、奈良、京都、兵庫、広島を四泊五日で行き、たくさんの事を学びましたが、その中でも事前学習でも習った原爆のお話を聞けたことや原爆ドーム、広島平和記念資料館に行けたことはとても貴重な経験となりました。
三年生になってもコロナの影響は続きましたが、文化祭を開催できたことはとてもうれしく、高校生活最後の行事としてとてもいい思い出となりました。

三年生の背中を押してくれた在校生の皆さん今まで楽しい思い出をありがとうございました。高校三年間は長いようであっという間に過ぎてしまいます。試験や大会をはじめ大変なこともあると思いますが、目の前のことに真剣に取り組み、目標に向かって突き進んでください。応援しています。
時には厳しく、また優しく導いてくださった先生方、本当にありがとうございました。先生方のおかげで、楽しくも規律ある高校生活を送ることができました。たくさんの愛情をありがとうございました。
そして、一番感謝するのはお父さん、お母さん。特に最後の一年間はたくさん迷惑かけてきたけど、最後まで支え続けてくれてありがとうございました。二人のおかげでここまで成長することができました。

これから私たちは白樺学園で学んだことを胸に、別々の道を歩みます。今後は社会を支える側に立ち、それぞれの空で、苦しい時もくじけずに、自分だけの花を咲かせます。一歩ずつ歩んでいく私達をどうか温かく見守っていてください。

最後になりましたが、学校生活を支えてくださったすべての方々に改めて御礼申し上げるとともに、白樺学園の更なる発展を願って答辞の言葉とさせていただきます。

二〇二二年三月一日
卒業生代表 吉田ひびき

送辞を読み上げる現生徒会長の小川さん

式辞を読み上げる嶋野校長

卒業式式辞R4.3.1(配信用)