3年生堀川さん 感謝そして挑戦の始まり〜北京オリンピックを終えて〜

本校3年生で、スピードスケート部所属の堀川桃香さんは、北京オリンピック女子五千メートルに出場。自己ベストを出したレースは、日本ジュニア記録を塗り替えるなどして堂々の10位だった。大会は20日夜に閉会式を終えた。堀川さんから大会の感想を本校HP用に書いていただきましたので掲載します。また、堀川さんは卒業に際し「栄誉賞」(今回創設)が学園から贈られることが決まりました。(荘司)中国・北京・国家スピードスケート館にて、記念撮影の一枚(本人提供)左が堀川さん。

<以下、堀川桃香さんより>

この度2022年北京オリンピックに出場し、5000mで10位という結果で初めてのオリンピックが終わりました。
この1年オリンピックに出場するという大きな目標を立て、頑張ってきました。自分の中でも本当にこの目標があっているのだろうか、無理なんじゃないか、沢山の葛藤もありました。周りの人にこの目標を言うと大抵の人に笑われました。悔しかったです。
100%の力で努力したかと聞かれると、まだまだやれることがありましたし、もっと頑張れたと思います。
この後悔があるからまた4年頑張ろうと思えるのかもしれないです。
レースの前日、レースの日には沢山の応援メッセージが届きました。物凄く嬉しかったと同時にこの期待に応えられなかったらどうしようという不安もありました。
そんな時に和田監督からラインを頂き、いつも通り滑ろうと思えるようになりました。
約10日間練習して慣れていたリンクが、レース直前その場に立つとといつもと違うように見えました。独特の雰囲気がありました。
いつもならもの凄く緊張してガチガチになってしまうのですが、事前にコーチに笑わして欲しいとお願いをしていて、笑顔でレースに挑むことができました。
レースの前半は相手のレース展開にのみ込まれ、うまくテンポを作ることができなかったのですが、徐々に自分のリズム、スケーティングを掴めるようになっていき、自己ベストを出すことができました。自分が納得するタイムではありませんが、次のオリンピック、次のステージに進む良いきっかけになりました。
自分がこのオリンピックでベストコンディションでレースに挑むことができたのは、沢山の方々の支えと応援があったからだと思います。
自分がオリンピックの舞台に立ててる今、思い返すと楽しいこともありましたが、それよりも何倍も何倍も辛くて、悔しくて、情けなくて、自分をコントロールすることができなくて、何度もスケートを辞めたいと思いました。でも今こうやってオリンピックという小さな頃からずっと夢だった場所にいることが出来て本当に幸せです。この幸せがあるからスケートを続けることができているんだと思います。
2月10日に北京オリンピックの挑戦は終わり、2月10日から4年後のイタリアミラノオリンピックの挑戦が始まりました。
この4年間スケートと向き合い、スケートに本気でとり組みたいと思います。
ここからが本当のオリンピックとの戦いです。
辛くて、きつくて、やめたくなる時もあると思います。でも、絶対に逃げ出しません。
4年後また同じ舞台で違う景色を見れるよう頑張ります。そして、沢山の方々に感動してもらえるレースをしたいです。
沢山の応援ありがとうございました。
皆様の応援が力に、パワーになりました。
本当にありがとうございました!

「声援ありがとうございました!感謝の気持ちでいっぱいです!!!」と堀川さん(お礼のおハガキです。ありがとうございます。)

 

「(髙木)美帆さんが最後に一緒に滑ってくれた写真です」と堀川さん。

 

下はメダルを持った髙木美帆選手と記念撮影。次は堀川さんの番ですね!(本人提供:髙木さんご本人を通じ御担当者にも許可を得てもらい追加掲載しました。ご理解ご協力いただき、ありがとうございます。)