北京五輪出場の郷さん〜応援ありがとうございました〜

本校卒業生で4年前の平昌に続く連続出場で北京オリンピックに出場した郷亜里砂さんは、14日の女子500mに出場し、15位で滑り切るばかりでなく、選手団の騎手も務め、感動を与えてくれました。その郷さんが、母校の体育文化後援会ニュースと、HPに向けてメッセージを頂きましたので掲載します。(荘司)

<以下郷亜里砂さんより>

オリンピック出場に際し母校である白樺学園高校の皆様からも沢山の応援をいただきありがとうございました。

今回の北京オリンピックは私にとって2回目のオリンピックになりましたが、オリンピックまでの道のりはとても厳しく、特に今シーズンはW杯前半戦の出発日に自転車トレーニング中転倒してしまい足の捻挫や身体に大きなダメージを負ってしまいました。

そこから毎日のリハビリから始まり、身体が万全ではない状態でのW杯連戦。

当然思ったように身体に力が入らないタイムが出ないそんな状態で辛い毎日を過ごしていました。このままではオリンピックに行くことすら無理なのではないかと諦めかけてしまう時もありました。

そんな時に私には共に気持ちを共感し、支えてくださる仲間、コーチ、スタッフ、所属先の方々がいました。

皆さんのサポートで背中を押してもらい、一つ一つ目的を決めてその日やれることに最善を尽くして積み上げてきた結果、オリンピック選考会でなんとかオリンピックへの出場権を獲得することができました。

開会式では選手団の代表として旗手という大役をいただき本当に貴重な経験をさせていただきました。

各国の選手たちとの交流やスポーツを通して世界中へ勇気や感動を届けられることができるのがオリンピックなんだと改めて感じることかできました。

私にとってオリンピックはやはり特別な場所で、4年に一度のその舞台に行った人にしかわからない景色が沢山あります。

その舞台でメダルを獲ることの凄さ、厳しさも身をもって感じました。

私はずっと目標にしてきたメダルを獲る事はできませんでしたが、今まで自分自身がやってきた事が消えることはないですし、オリンピックのスタートラインに立ち滑り切れた事を幸せだなと思っています。この経験をずっと大切にしていきます。

ありがとうございました。

白樺学園の生徒の皆さんの今後の活躍を願っています。

郷亜里砂

左端が郷さん、右端は3年生の堀川さん(堀川さんに提供をうけて本人、関係者の許可を確認の上掲載)